老後に気をつけたい病気6選

老後は若い頃よりも体が弱ってきてしまい、どうしても病気などになりやすくなってしまいがちですよね。

しかし、健康で幸せな余生を送るためには、そうした病気にかからないように常に生活習慣などに注意して生活する必要があります。

そこで、今回は老後にかかりやすい病気などについてご紹介していきたいと思います。

あなたも下記の病気などにかからないように注意し、健康な老後を過ごしましょう!

骨折

まず注意しておきたいのが骨折です。

年齢を重ねていくと、身体能力の低下はどうしても避けられません。

そのため、若い頃は普通に出来たような運動や動作でも思ったように出来ず、転んでしまったりして骨折してしまった…ということも増えてきます。

また、高齢者の転倒による骨折は後述する骨粗鬆症、視力の低下によって足元などが見えにくくなることも大きな原因と一つになっていると言えます。

高齢者の転倒事故は、実は住み慣れた自宅内で起こることも多く、階段の上り下りやちょっとした段差などにつまずいて転んでしまうことがよくありますので注意が必要です。

店頭による骨折は、最悪の場合それが原因で寝たきりになってしまう場合もあり、ただ単に転んだだけと軽く見ることは出来ないことも多いので気をつけましょう。

転倒による骨折を避けるためには、日頃からの運動やトレーニングなどを心がけて身体能力の低下を抑えること、自宅内の段差などを極力少なくするようにリフォームし、バリアフリーな環境を作ること、また、雨や雪の日など、地面が滑りやすくなっている日は外に出歩かないことなどが挙げられます。

関節疾患

次にご紹介するのは、各種関節に関する疾患についてです。

関節疾患とは、主に関節が変形したり壊れたりしてしまうことを指します。

高齢の方に多く見られる関節疾患の例として、膝関節の疾患や股関節の疾患が挙げられます。

特に膝関節というの普段の歩行などの際に体重を受けながら動かしている関節のため負担も大きく、軟骨が徐々にすり減っていってしまい、さらに加齢によって軟骨の再生が十分に行われなくなってしまうことで軟骨の下の骨自体が擦れ合い、炎症を起こしてしまうこともよくあります。

こうした関節疾患を避けるためには、関節の負担を少しでも和らげるために肥満を避けることや、ストレッチ運動をする習慣をつけて関節を柔軟にすること、歩行の際はステッキなどを併用して関節の負担を少しでも和らげてあげることなどが挙げられます。

普段から動かしている関節が痛い!…というのは、日常的に辛い症状が続くということでもありますので、そうならないようにしっかりと体をケアしていきたいですね。

脳卒中

次にご紹介する老後に気をつけたい病気は、脳卒中などの脳血管疾患です。

脳卒中には種類があり、脳の血管に血液の塊である血栓が出来て詰まってしまう脳梗塞、脳の血管が破れて出血が起こってしまう脳出血、動脈に出来た動脈瘤が破れ、脳と脳を包むクモ膜間に出血が起こるクモ膜下出血の3種類があります。

こうした脳卒中の症状は、発病すると命に関わることも多く、一命を取りとめても片麻痺や言語障害などの重い後遺症が残ってしまう場合もよくありますので、注意が必要です。

脳卒中は塩分やカロリーの摂り過ぎといった普段の食生活などの生活習慣が原因になりますので、例えばソースや醤油などの調味料は料理にかけて使うのではなく、料理を醤油などの調味料にチョンとつけて使うようにしたり、炭水化物の摂り過ぎなどに気をつけるといった対策を取るのが良いでしょう。

いつも健康に過ごしているつもりでも、脳卒中は突然発症してしまう病気ですので、普段から脳卒中にならずに済むような生活習慣を心がけていきたいものですね。

認知症

次にご紹介するのは皆さんご存知、認知症についてです。

認知症というのは端的に説明すると、脳細胞が減少してしまったり機能低下してしまうことによって、記憶力が低下してしまったりと日常生活に支障をきたすようになってしまう症状のことを指します。

普段ちょっとした拍子に起こる物忘れというのは、少し考えたり誰かに指摘されたりするとすぐに思い出すことが出来ますが、認知症の物忘れというのはそうした通常の物忘れと違って、体験した記憶自体を喪失してしまうような物忘れであるとううのが特徴です。

そのため、例えばついさっき食事をしたという体験自体を喪失してしまった結果「自分はまだご飯を食べていない」と考えてしまったり、自分に息子さんや娘さん、お孫さんなどがいたということ記憶すら喪失してしまい、忘れてしまう場合もあります。

また、認知症にはこの他にも、今の時間や自分のいる場所などを把握出来なくなってしまう見当識障害や、段取りを立てて行動することが出来なくなってしまう実行機能障害、筋道を立てて物事を考えることが出来なくなってしまう判断力障害などの症状もあります。

認知症は現在はまだ根治する方法が見つかっていないので、かからないように日頃からケアをしていくのが大切です。

認知症の予防方法としては、運動を習慣づけることや他人と会話したりする機会を積極的に設けること、文章を書いたり読んだりするなどで脳を積極的に働かせることが有効とされています。

ゲームなどに興じるのも認知症予防に良いと言われているようですね。

今までの大切な思い出を忘れてしまうのは悲しいことですので、健康なうちから積極的に認知症予防の生活習慣を身につけておきたいですね。

老人性うつ

次にご紹介するのは老人性うつについてです。

この老人性うつというのは、なんとなく元気がなく終日ぼんやりとしているという症状から始まり、頭痛やめまい、食欲不振や吐き気などの諸症状を訴えるようになることも多い病気です。

この老人性うつの厄介な点は、ぼんやりしていることが多くなるという初期症状が認知症の症状と似ているため、認知症と間違ってしまうことが多いという点です。

症状が似ている分認知症だと勘違いしてしまうことも多く、対応を間違えてしまうことが多いので注意が必要です。

ただ、老人性うつは認知症と違って、短期間にうちに様々な症状が現れるという特徴があるため、そこを見て見分けるようにしましょう。

老人性うつは、例えば定年退職してやることがなくなってしまったり、熱中出来る趣味などがない、親族や友人などと会って会話する機会が少ないなどの無気力な環境が続くことや、長年連れ添った配偶者の死などのショッキングな出来事が原因になって発症することがよくあります。

自分自身が精力的に取り組むことが出来る趣味を見つけるなどの努力も必要ですが、周囲の方々の助けも予防には必要になってきますので、皆でしっかりと対応していきましょう。

骨粗鬆症

最後にご紹介するのは、骨粗鬆症です。

骨粗鬆症というのは骨の強度が低下してしまい、その結果骨折などの怪我をしやすくなってしまうというものです。

人間の骨密度というのはおよそ18歳頃にピークを迎え、その後40歳半ば頃までは一定の密度を維持しますが、それ以降は徐々に骨密度が低下していってしまいます。

若い頃に比べて腸内でのカルシウムの吸収率が悪くなってしまったり、カルシウムの吸収を助けるビタミンDの生成が滞ってしまいがちになるというのが主な原因です。

ただし、食事で若い頃よりも意識してカルシウムを摂るようにしたり、ビタミンDが含まれている食物を摂るようにする、散歩などの運動で骨に適度な負荷をかけて強くするなどなど、普段の生活習慣を見直すことで骨密度を高めることは可能です。

骨粗鬆症になると、前述の骨折の項目でもご紹介したように転んで骨折してしまった…ということも多くなってしまい、不便な思いをすることも増えてしまうでしょう。そうならないためにも、骨密度はしっかりと高い数値を維持出来るようにしていきたいですね。

まとめ

老後というのは加齢によって様々な病気などに悩まされることも増えてしまいますが、普段からの生活習慣を改善するだけでも予防になる場合はよくあります。

健康で幸せな老後を過ごすためにも、今のうちからしっかり生活習慣を正していきたいですね。

あなたも今回ご紹介した病気などにかからないように注意しましょう!

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ABOUTこの記事をかいた人

2019年現在。台北在住19年のバツ2のサラリーマン 1人息子は昨年無事大学進学 これからは自分の幸せのために時間を費やしたい