聖ポール天主堂跡
聖ポール天主堂跡は、マカオ歴史地区の遺跡のひとつとして世界遺産に登録されました。
「大三巴牌坊」という呼び名で現地では広く知られています。
マカオで最も有名な歴史的建築物として、マカオのシンボルのひとつになっています。
聖ポール天主堂は、17世紀頃にポルトガルのイエズス会によって建てられました。
当時のアジアでは最大規模のカトリック教会でしたが、1835年の火事により、聖ポール天主堂の大半が焼失してしまいました。
現在でも残されている石造りのファサード(建物の正面部分)と68段の階段は焼失を免れ、現在でもその姿を見ることができます。
ファサードは倒壊を防ぐために、コンクリートと鋼鉄でしっかり補強されています。
聖ポール天主堂のファサードは、背面から上段まで上ることができます。
階段から窓に向かってコインを投げ入れて成功すると、幸運が訪れるとかなんとか。
足を運んだ際にはチャレンジしてみたいですね。
裏手地下にある天主教芸術博物館には宗教美術品が展示されています。
博物館のほかにも納骨堂があり、ここには日本人殉教者の骨も保管されているそうです。
神聖な場所とされているので、一度に見学できる人数に制限があります。
天主教芸術博物館は9時~18時 (最終入館は17:30)
火曜日は14時以降閉館しますが、祝祭日だった場合は開館しています。
天主堂跡も9時~18時(最終入館は17:30)となっています。
あとがき
聖ポール天主堂は流石の大人気観光名所。
時間帯やタイミング次第では、人を見にきたのか世界遺産を見にきたのかわからなくなるほど。
人によってはそれだけでゲンナリしてしまうかも…。
とはいえ、賑わっている上に、周辺にはレストランやお土産店があり、「THE観光!」という気分になれます。
人ゴミが苦手な方は、朝早い時間や夜のライトアップのタイミングなど、絶妙な時間を狙っていくと多少マシかもしれません。
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