聖ローレンス教会
聖ローレンス教会は、16世紀頃にイエズス会によって建設されたカトリック教会で、マカオに多数ある教会の中では最も古いとされています。
観光地としての人気も高く、人出もなかなか。
教会内での写真撮影も可能なようなので、マカオを訪れた記念に撮影のポイントとしても◎。
ローレンス教会の名前の由来となっているローレンスは、258年にシクストゥス2世らと共にローマ皇帝ウァレリアヌスの迫害にあった殉教者の一人です。
ローレンスは、後に風の守護聖人として崇められるようになります。
その昔、この教会からは海が見え、帆船時代は風の善し悪しが航海の安全につながったので、人々はここからよい風が吹き、海で働く者が順風に帰ってくるようにと祈っていました。
そのため、聖ローレンス教会は別名「風順堂」とも呼ばれています。
聖ローレンス教会が1846年にトマス・アキノによって修復された際、西洋の建築である教会に中国的要素を取り入れた東西ミックスの様式となりました。
内装はとても美しく、ローレンスの生涯などが題材にされたステンドグラスが特に有名。
ステンドグラスには、ローレンスの生涯のほかにファティマの聖母マリアやルルドの聖母マリアがあります。
ステンドグラスのほかにも、ローレンスやキリスト、フランシスコ・ザビエルなどの彫像もみることができる。
クリーム色と白色に統一された壁や柱、空色の天井も厳粛な雰囲気に一役買っています。
新古典様式の造りですが、わずかにバロック調の装飾も感じられ、壮大かつ贅沢な仕様の建築になっています。
最後に
聖ローレンス教会では、平日7:30~と、日曜の7:30と9:30~は朝のミサがあり、時間が合えば見学・参加してみるのも良いと思います。
教会に入れる時間は7時~21時となっています。
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