聖ドミニコ教会
聖ドミニコ教会は世界遺産「マカオ歴史地区」を構成する建築物のひとつです。
スペインのドミニコ会は、現在は存在しない修道会と共に聖ドミニコ教会を16世紀代に設立しました。
聖ドミニコ教会は、別名「バラ教会」とも呼ばれています。
バラ教会と呼ばれるようになった所以は、教会内に祀られている聖母マリア像が「バラの聖母」と呼ばれているからです。
聖ドミニコ教会のファサード(建物正面の外観)は、マカオで最も美しいといわれています。
最初は木造だったため、「板樟堂」と呼ばれていました。
17世紀の改修で3つのお堂を持つ印象的な建築物になり、さらにその後の18世紀の改修で現在のコロニアル・バロック建築様式になりました。
内部にはバロック式の祭壇が設置され、「ロザリオの聖母」や「バラの聖母」と呼ばれる聖母マリア像が祀られています。
毎年5月13日のファティマの巡礼の日には、18時頃にマリア像がペンニャ教会へと運ばれていきます。
右手奥の鐘楼は現在は博物館となっています。
1834年にポルトガルで修道会が廃止された際、教会は多くの宗教関連の遺品を譲り受け、それらが展示されています。
マカオ、アジア、インド等から集められた17~19世紀の品々約300点が展示されています。(金製品、彫像、聖書のオーナメント、礼拝用の器、宗教画など)
中にはちょっと気味が悪い展示品もありますが どれも歴史を感じさせてくれる感は抜群です。
撮りまくった写真をどうぞご覧ください。
ここではクラシックコンサートが開かれることもあり、ちょうど遭遇した方はラッキーです!
イースターやクリスマスの時期はクラシックコンサートに遭遇する確率が高いかもしれません。
開館時間は10時~18時。
入館料は無料です。
あとがき
聖ドミニコ教会は、16世紀後半のバロック様式の教会です。
マカオの半島部にあり、民政総署にほど近い聖ドミニコ広場に面しています。
内部には博物館もあり、無料で楽しめるので観光にもってこいです。
教会という場所柄、お祈りをしている方々もいらっしゃるので、配慮を忘れないようにしましょう。
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