民政総署
民政総署は中国のマカオ特別行政区にある、「マカオ歴史地区」の中の建築物のひとつです。
セナド広場の向かいに建っていて、その昔はマカオ市庁舎だったという。
美しい庭園が広がり、2階にある図書館は観光客でも入ることができる。
民政総署は、マカオにある建築物の中でもっともポルトガル的な建築物と言われています。
なんと、現在でも市役所的な行政事務を行なっており、図書館としても利用されている建築物です。
何度か改修され1874年に現在の建物になりました。
正面から中へ入るとロビーや中庭へ向かう階段に白と青を基調としている美しいアズレージョがあります。
アズレージョはポルトガル伝統の画タイルのことです。
ちょっとお高い茶器みたいな柄ですね。
他の建物でも見ることができますが、ここのアズレージョは特に美しいと評価が高いです。
図書館の蔵書には17世紀から20世紀にかけての資料が多くあります。
ポルトガルの戦争とスペインに併合されたことによる資料の焼失などにより大変貴重なものとなっています。
地元の人々も利用しているので、興味がある方は利用者の迷惑にならないように、利用してみてください。
建物正面にはとても有名な広場があります。
この建物がかつて議事亭と呼ばれていたため『議事亭前地』、ポルトガル語で『Leal Senado』と呼ばれていたことからその広場は『セナド広場』と呼ばれています。
開館時間は9時~21時で、図書館は13時~19時、議場は10:30~12時と15:30~17時。
基本、月曜日は休館日になっていますが、祝祭日だった場合は開館しています。
図書館は日曜日と祝日、議場は土日祝日は閉館です。
あとがき
民政総署は新古典様式で、壁、レイアウト、裏庭に至るまで当時のまま残されています。
二階には公式行事などで使用される議事室と、ポルトガルのマフラ宮殿の図書館を模した図書館があります。
セナド広場の喧騒に疲れたときは、ちょこっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
もちろん、ここを目当てに行くのもおすすめですよ。
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