犬は人間の表情を読めるってホント?
実は、犬は視力が良くありません。
けれども、人間の行動や仕草を見て、こちらの気持ちを推し量ることができるんです。
そして、人間も観察によって犬の心理状態を探ることができます。
今回は、仕草から愛犬の気持ちを解析するアドバイスをお伝えします。
犬は相手の気持ちが分かる?
犬は、同じ犬を前にすると、目や耳、口元の動き、尻尾の様子などを見て、相手の気持ちを推し量ることができます。
そこで、喧嘩になったり仲良くなったりするわけです。
人間相手の場合は、声のトーンや表情、しぐさなどから感情を読み取れると考えられています。
犬が人をじっと見つめたり、落ち着かない様子でチラチラ見ていたりするとき。
その場合、人の顔色を窺っていると思われます。
人の顔色を窺う犬の心理は?
犬が人間の表情を気にするのには、いくつかパターンがあると考えられています。
不安
お腹を見せていても手足を縮めて力を込めているとき、尻尾を下げ気味にしてゆっくり振りながらじっと人間を見ているとき。
これは不安を感じているパターンです。
相手が安全かどうか、これから何が起こるのかを観察しています。
警戒
名前を呼んでも寄ってこずに、こちらをじっと見ている。
これは警戒しているパターンになります。
呼ばれた後に待っているのが、シャンプーや爪切りなどの、イヤなことかもしれない。
そんな経験に基づいて、警戒しているんです。
おねだり
視界に入る位置でお座りして、じっとこちらを見ているとき。これはおねだりのポーズです。
おねだりには他にもパターンがあって、ゴロンと仰向けになったり、前足でタッチしてきたり、膝に顎を乗せる、可愛い声で鳴く、など色々です。
犬は飼い主の顔色を見て、おねだりが聞いてもらえそうかを判断しています。
怖い
しつけなどがいきすぎて、犬が萎縮してしまっている場合、おどおどした自信の無い態度で人間を見つめてきます。
しつけは大切ですが、犬が怖がって飼い主の顔色を窺うようになると要注意です。
まとめ
犬が人の顔色を読むと言っても、その心理は様々です。
おねだりを聞きすぎてわがままに育てるのもいけませんし、しつけをしすぎておびえさせてしまうのもよくありません。
信頼関係を築くため、こちらが愛犬の気持ちをしぐさから汲んであげることも大切です。
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