子犬の成長はどう進む?
犬は人間よりもずっと短い時間で子どもから大人になります。
今回は、子犬の成長過程についてお話しします。
新生児期
生まれてから2週間は母犬がいないと生きていけない新生児期。
まずは生まれた直後、母犬の母乳を12時間以内に飲む事が望ましいとされています。
これにより、栄養と病気への抗体力を身につけることが出来ます。
生まれたばかりの子犬は、耳の穴が開いていないので音が聞こえないし、
目も開いていません。
体温調節も出来ないので、嗅覚と温度感覚を使って、
子犬は暖かい母犬のそばに寄っていきます。
移行期
2週間から3週間目くらいには、子犬は手足を動かせるようになります。
耳の穴と目が開いて、聴覚、視覚を身につけていきます。
まだまだ母乳が栄養源でお母さんから離れることは出来ませんが、
少しずつ動き始めます。
社会化期
3週間から12週間位までは、様々なものを学ぶ期間です。
母犬から独立し、生きるための経験を積んでいく大事な時期に当たります。
社会化期の8週目くらいに、これまで興味の赴くままに動いて好奇心旺盛だった子犬が、「恐怖や不安」といった感情を覚えていきます。
この時期はまだしつけに入るには早すぎて、
怒っても子犬はなぜ怒られたのか分かりません。
ここは少し甘やかしてあげても良い時期ですね。
若年期
3ヶ月を過ぎると若年期。
「自分で考えて行動する」ことができるようになり、
精神的な独立が進みます。
徐々にしつけを進めていくことが出来る時期です。
ただし、集中力はまだ長くは続きません。
無理はさせないようにしてくださいね。
反抗期
小型犬は生後4ヶ月から6ヶ月頃、
大型犬は生後9ヶ月から12ヶ月頃に反抗期が訪れます。
言う事を聞かなくなったり、または飼い主に対して怒ったり吠えたりと、
問題行動が出てきたりします。
これは親やリーダーである飼い主を試しているのです。
飼い主さんはここでうろたえて、甘やかしてはいけません。
犬は、自分がリーダーだと勘違いしてしまいますので、冷静な対処が必要です。
まとめ
子犬を飼うとき、飼い主さんは、遊び相手や母親代わりなど、
一人で何役もこなさなければなりません。
反抗期が来た時は、心を鬼にして厳しく対処が必要なことも。
それでも、子犬と一緒に成長していく時間がかけがえのない思い出になっていくものですよ。
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