犬にも「イヤイヤ期」がある?
人間の幼児には、なにをやっても嫌がったり、反抗的になる時期があります。
これは「イヤイヤ期」と呼ばれていて、二歳頃の幼児は本当に手に負えない、というお母さん方も多いもの。
そして、実は子犬にもこの「イヤイヤ期」はあるんです。
今回は、犬のイヤイヤ期の特徴をご紹介します。
犬のイヤイヤ期は何歳頃?
子犬が成犬になる前に反抗的になる時期は、個体差があります。
遅いと、2歳になってから始まったというケースも。
一般的には、小型犬で6ヶ月頃から、大型犬で6~9ヶ月頃から、イヤイヤ期が始まることが多いようです。
どんな行動をするの?
唸ったり、噛みついてきたりする
撫でられるのが好きだったり、ブラッシングを大人しく受けていた愛犬が、急に怒るようになった。
そんなパターンもあります。
総じて、飼い主に対して反抗的になるようですが、ここで根負けして許してしまうと、犬が間違ったヒエラルキーを覚えてしまいますので、きちんとしつけをしていくことが大切です。
食事をしない
出されたドッグフードを食べずに、遊びに使っているような場合は、食事内容が気に入らない、という意思表示をしているようです。
一定時間が過ぎたら食事を片付ける、など様子を見て、イヤイヤ期なのか、病気などの可能性があるのか見極める必要があります。
指示を聞かない
きちんとしつけが出来ていたはずの愛犬が、急に指示を聞かなくなった、という例もあります。
これは、自我が確立してきて、自分の意思で行動したくなったと言うことです。
この時期にしつけを継続するのは、とても大変です。
イヤイヤ期が落ち着いてきた頃に、再度トレーニングを始めると、すんなり聞いてくれる犬もいます。
行き過ぎたわがままがないか見守りつつ、敢えてスルーするというのも対処法の一つです。
吠えるようになった
希望が思い通りに通らないとき、吠えて訴えてくる犬もいるようです。
敢えて反応しないことで、「吠えても希望が叶うわけではない」ということに気付かせてあげることが大切です。
まとめ
イヤイヤ期には、愛犬の困った行動が増えてきます。
飼い主さんにとっても正念場。ここで「問題行動をやめさせるために、わがままを聞いてあげる」ことはNGです。
焦らずに、大人になろうとしている愛犬の「心の成長」を待ってあげてください。
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