犬の行動に注意!
動物は地震を予知できているのかも?
って話は聞いたことがありますか?
実は、犬にもそんな能力があるかもしれないんです。
飼い主さんが「普段と違う?」と思ったら、犬の行動をチェックしてみてください。
何故か外に出たがる
阪神・淡路大震災の前に、室内飼いの犬がやたら散歩をせがむので外出したところ、大地震が起きたという話があります。他にも、普段と違う感じで外に出たがる犬がいたという報告が複数記録されています。
理由はわかりませんが、飼い主さんを家の外に逃がしたい気持ちがあるのかもしれません。
「阪神淡路大震災前兆証言1519!」(弘原海 清/東京出版)という本には、震災前に見られた異常現象がまとめられていて、動物についても触れられています。
異常に吠えたり鳴いたりする
日本愛玩動物協会が調査したところ、阪神・淡路大震災発生前に「犬が異常に鳴いた」という割合は、44%に上っています。
犬は元々吠える生き物ですが、それには理由があります。
理由が見当たらないのに異常なくらい吠えたり鳴いたりしているときは、地震の前兆を察知して、不安や警戒心を抱いていると考えられているようです。
言うことを聞かなくなる
「普段はお利口さんなのに、今日だけはおかしい」
「いつもは絶対に噛んだりしないのに……」
地震前は、異常に吠えたりするだけではなく、他にも色々な変わった行動に出るパターンもあるようです。
飼い犬の行動がおかしいときは、危険を知らせてくれているのかも? と、一度可能性を考えたいものですね。
まとめ
動物を利用した地震予知は難しい、と言われています。犬の行動が普段と違うといっても、吠えたり外に出たがったりというのは、日常の行動の範囲を出ないとも言えます。
しかし、犬を含め、動物の異常行動を地震予知に役立てる研究は国内外で行われています。
犬が「いつもと違う」とき、「もしかして地震がくる?」と頭の片隅で考えておくと、本当に地震が来たときの心構えになります。
そして大事なのは、地震が来たときに、愛犬と避難するための準備をしておくこと。
なんとか地震を切り抜けても、その後の動物を連れた避難生活は困難が伴います。
日頃からしつけや健康管理、犬の避難用グッズ、迷子対策など、突然の災害に備えておくことが大切ですね。
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