1日はなんで24時間なの?
1日が36時間くらいあればいいのに
忙しいときや何かの締め切りに追われているとき、はたまたすごく充実した楽しい時間をすごしているとこんな風に思うことがありますよね。
まぁ、逆に辛い時間や面倒なことに巻き込まれているときに1日がこんなに長かったらゲンナリしますけど。
それで結局1日が24時間なのはそもそも誰が決めて、なんで「24」時間なのか。
今回はこれについて通説になっている内容をご紹介します。
1日が24時間になった理由
1日を24時間にした人
1日を24時間としたのは、はるか昔のエジプト人とされています。
1時間を60分、1分は60秒としたのはエジプト人ではなくギリシャ人のようです。
「24」時間の理由
その昔、日時計で日の出~日没の時間を計測するときに、影が動く範囲を12分割して計測したため、といわれています。
それだと夜は日が無いから時間が測れ無いじゃんと思いますよね。
夜の間は空に光る星々を観察して時間を計測し、夜も等しく12分割して測定していたようです。
日中12+夜間12、あわせて1日24時間、と決めたということですね。
なんで10分割じゃないのかというと、エジプトの方では12進数が主流だったとか何とか。
そちらでは12を数えるとき、左手を開き親指を使って他の4本指の関節部分を数える方法で数を数えていたから。
付け根部分もカウントするので指1本につき3つの節があるから3×4で12になります。
現在も1日が24時間になっているのは、エジプト人が考えた方法をずっと使っているからでした。
昔の人、すごいっすね。
ちなみに、日時計方式だと1日の長さが季節によって変化してしまいます。
そりゃそうですよね。
現在のように1日の時間がきっちり等分割されるようになったのは機械時計が誕生してからだそうです。
あとがき
ところで、詳しい人は知っているかと思いますが、実は1日は24時間きっちりじゃないんですよね。
1日の定義は少しややこしいところなので端折りますが、なんでうるう年があるのか、っていう話につながります。
24時間設定だと地球の回転の都合でちょっとズレていくんですね。
その調整にうるう年の1日多い日(うるう日)が使われています。
この方法で半端を調整してもまだズレるから、うるう年のはずなのにうるう日が無い場合もあります。
大体100年に1回だそうです。
そしてまさかのこの方法でもまだズレる。
2000年は本来うるう日が無いはずのタイミングだったのですが、ここでうるう日を抜いちゃうとズレが発生するのでこの年はうるう日がありました。
これは400年に1度とされているので、2000年を駆け抜けてきた方たちは、はからずも結構貴重な体験をしていたことになります。
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