それって本能?
犬の祖先は狼だと言われています。
人間と暮らすようになっても、本能にはなかなか逆らえないもの。
犬は本能でどんな行動に出るのかをご紹介します。
鳥を追いかける
子どもや他の動物には無関心な犬でも、鳥にだけは反応する、ということはないですか?
ここで現れているのは「狩猟本能」です。
鳥だけでなく小動物に対しても「追いかけたい!」「捕まえたい!」という心理が働きます。
とくに鳥猟犬として働いていた犬種は反応が激しくなりがち。
お散歩中に急に駆け出して遠くへ行ってしまわないよう、
近くに鳥がいるときは、犬の様子に気を配ってあげてください。
穴を掘る
犬が穴を掘る、という話は絵本や物語でよく聞きます。
地面だけでなく、ソファやクッションを掘ろうと頑張ってしまうことも。
何故そこまでして穴を掘りたいのか。理由はいくつかあります。
寝床の確保。
犬の祖先である狼は、穴を掘ってその中に巣を作って生活していたようです。
その頃の本能の名残で、ソファなど寝る場所を掘ろうとする犬もいます。
保管庫として。
自分の大事なものを敵に盗られないように、おもちゃや骨を埋めるために穴を掘ります。
獲物探し。
狼だった頃の習性で「穴の中には獲物がいる」
と脳にインプットされているため、
人間と暮らすようになっても「穴を掘ることは楽しいこと」
という思考になっているものと考えられています。
食事を丸飲み
犬の歯は、オオカミのころの名残から、
食べ物を引き裂く『犬歯』が発達しています。
逆に、すりつぶす役目の『後臼歯』は発達していません。
そのため、『食べ物を噛む』という本能が備わっていないのです
また、狼は外敵に食べ物を奪われないために、
胃の中に食べ物を詰め込む『食いだめ』という習性も持っていました。
その名残で、犬は本能として食事を丸呑みするのだと考えられています。
まとめ
現代では、犬は人間と共に暮らしている身近な生き物ですが、
動物としての本能も持っています。
大型犬、小型犬に関わらず、ふとしたことで本能に目覚めて行動に移します。
犬種ごとの歴史などを調べて、愛犬の本能ともうまく付き合っていきたいものですね。
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