パンダってどうして白黒なの?
まるでぬいぐるみのようにふわふわしていて愛らしい「パンダ」ですが、どうして白黒なのか疑問に思ったことはありませんか?
いろいろな色が混ざっているよりシンプルでスタイリッシュなイメージもあり、パンダ=白黒が当たり前のイメージで定着しています。
日本でもシャンシャンが生まれるなど、パンダ人気が沸騰していますがその理由を探ってみると驚きの事実が隠されていたのです。
パンダが白黒の理由とは?
アメリカのカリフォルニア大学デービス校と、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校での共同の調査によってパンダの白黒の理由が判明したと発表されています。
実はこのチーム、シマウマの白黒の理由を解明したチームとしても有名です。
パンダが白黒である理由については昔から問われてきた問題でもあります。
哺乳類で同じような配色をした生き物が存在せず疑問視されてきました。
それを解明したのはパンダを部分的に見てその役割を見出したことにあります。
例えば顔や腹・首などが白いのは雪の中で身を隠すのに適した配色です。
さらには腕や足の部分が黒いのは陰に隠れるために有効だと考えられています。
パンダが生活していた地域によって生きるために必要な配色だったといわれているのです。
また、パンダは笹を主食としていますが本来は肉食だったといわれています。
笹を消化するには適していない動物なのに、なぜか笹を主食しているので生命活動を維持するための十分な脂肪を体に蓄えることができないのです。
そのため冬になっても冬眠せず動き回るようになり、雪のなかで隠れていられるように、哺乳類としては珍しい色になったのだといいます。
パンダの顔に黒い模様が入っているのは仲間とのコミュニケーションをとるためのツールとも考えられています。
パンダについて研究した人はすばらしいですよね!
確かにパンダ以外で同じように白黒の哺乳類はなかなかいませんし、パンダのような部分的な色の組み合わせはとても珍しいといえます。
目のまわりが黒いのも捕獲者を威嚇するためとも考えられており、パンダが生息する上で欠かせない生きるためのコツを十分に集結したのが、今のパンダの姿に繋がっているのです。
最後に
パンダ好きでも意外と知らないおもしろい疑問でした。
もしパンダを見かけたときはそんな知識を考えながらパンダを見ると、また違った視点で見られるので新鮮で楽しくなりますね。
かわいいパンダなりの生きる知恵を感じました。
コメントを残す